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訪問歯科診療
お身体やご年齢の都合で通院が困難な方のため、訪問歯科診療を行っております。対応内容は、虫歯・歯周病の治療、口腔ケア、入れ歯治療です。入れ歯は、型取りから作製、調整、修理にいたるまで訪問だけで完結可能です。
治療方法については、患者さまの全身状態を踏まえ、無理のない範囲で行います。どこまでの治療が可能か、ご家族と相談させていただきます。
訪問先は、ご自宅に加え、入居施設なども特に契約している歯科医院がなければ可能です。時間帯は、当院の休診時間や休診日も含めて調整いたします。まずは当院までお問い合わせください。
予防診療
予防診療は、虫歯の予防と歯周病の予防に大きく分けられており、ご家庭で行う歯磨きも予防の一つです。当院では、主にお子さまの虫歯予防にフッ素塗布とシーラント、大人の方の歯周病予防には歯の表面をクリーニングする歯石除去を行っています。
フッ素の作用やお口が清潔な状態を保つためには、1回で終わりにせず、定期的に通っていただく必要があります。大人の方の場合、通院のペースはお口の状態次第です。歯茎の炎症や歯ブラシでは落とせない硬い歯石があると、十分な歯磨きができないので、通院して処置を受けましょう。ご自分での歯磨きがしっかりとできている方には、特に通院をおすすめしておりません。
磨き残しを作らない歯磨きのコツも、当院でレクチャーいたします。長い時間をかけたり歯科医師が考える「あるべき形」を押し付けたりせず、続けやすい方法をご提案します。
顎関節症
「顎関節」つまり顎の関節は、耳の穴のすぐ前にあります。顎関節症とは、顎関節や周辺の筋肉に問題が起きる病気です。お口を開け閉めする時に音が鳴ったり痛みを感じたりする場合、また、お口を大きく開けられない場合、顎関節症かもしれません。
顎関節症の治療には、しっかりとした診査診断が重要です。当院では、レントゲンを撮ってお口と顎関節の状態を調べ、どんな治療が必要かを判断します。治療方法には、投薬やマウスピースの使用があります。
顎関節症の原因には、お口の中のことだけでなく、生活習慣などさまざまなものが考えられます。顎の違和感に気付いたら、我慢せず当院にご相談ください。
親知らず
当院の院長は、総合病院の歯科口腔外科に勤務していた経験があります。そのため、抜きにくい生え方の親知らずで一般的には病院で対応することが多いものも、ほとんどを院内で治療できます。
そもそも親知らずは抜かなければならないのか、という点に疑問を持つ方も多いことでしょう。親知らずの抜歯は必須ではありません。当院では、個々の状態に基づいて、残しておいた場合のメリットとデメリットをご説明し、患者さまに判断していただきます。
治療は、部分麻酔を施してから行います。麻酔が作用しにくいケースがまれにありますが、我慢しないでお伝えください。そのまま進めることはせず、追加の処置をいたします。なお、上の親知らずを抜いても、あまり腫れることはありません。けれども、下の親知らずの場合は、程度の差はあるものの腫れるケースがほとんどだということをご理解いただきたいと思います。
歯周内科治療
歯周病の原因は、お口にすむ細菌です。それに加え、当院では、真菌(カビ菌)も歯周病を引き起こし悪化させる要因だと考えています。そこで、位相差顕微鏡を使ってお口の現状を調べ、対処方法を考えています。
当院の歯周病治療は、歯石除去だけにとどまりません。細菌を減らすため、抗生物質を処方します。これは保険適用です。さらに、真菌の繁殖を抑えるためにヒノキチオールという天然成分が入った歯磨きジェルをおすすめし、ご使用いただきます。
お口に「細菌・真菌がいる」だけなら自然なことです。ただ、その数が多くなってしまったら、歯周病を引き起こします。そのため、こうした治療で細菌・真菌の数を減らし、発症前のお口の状態に戻すことが大切です。
小児矯正
お子さまのご年齢や歯並び、顎の大きさに応じた治療方法を選択します。なかでも当院でご提案することが多いのは、ビムラー矯正と呼ばれる機能矯正と、床矯正です。
ビムラー矯正は、装置をはめることでご本人の筋肉の力を利用し、歯並びを整える矯正治療です。主に寝ている間に装置を装着し、顎を少しずつ拡げたり、歯の位置を少しずつ動かしたりします。痛みはほとんどなく、寝ていて無意識の時間帯に装着するだけで済むというメリットがあります。昼間は外して過ごし、普段通りに歯磨きができるため、装置が邪魔で虫歯になることもありません。
もう一方の床矯正も、取り外し式の矯正装置です。プレートと呼ばれる装置を装着して顎を拡げることで、望ましい位置に歯が並ぶスペースを作ります。必要があれば、永久歯が生えそろってから短期間、ワイヤー矯正で仕上げをすることもあります。
詳しくは来院時にご相談ください。
インプラント
歯を失った時に思い浮かぶ治療方法といえば、入れ歯という方が多いかと思います。しかし、入れ歯をお使いの方からは「見た目が良くない」「外れやすい」「発音しづらい」といったお悩みを耳にします。こうした問題点をクリアできるのが、インプラント治療です。
インプラント治療とは、チタン製の人工歯根を顎に固定して人工歯の土台とするもので、天然歯とよく似た歯を作ることができます。強い力で噛むことができ、残った歯への悪影響はありません。乳歯や永久歯に次ぐ「第三の歯」に例えられるほど、自然な噛み心地です。
ただし、人工歯根が骨と結合するには5~8ヶ月かかります。そのため、治療期間が長くなります。また、自由診療ですので、ほかの治療方法よりも費用はかさみます。
費用や治療のメリット・デメリットにつきましては、事前のカウンセリングでご納得されるまでご相談ください。不安をなくし、よく理解なさってから治療を受けていただければと思います。